新型コロナウイルス感染症による影響が多方面で発生する中、皆様におかれましても、社員、顧客、取引先、そして社会全体の健康と安全を確保しつつ、事業を継続させていくBCP(Business Continuity Planning、事業継続計画)の取り組みを実施されていることと存じます。パロアルトネットワークスでも同様の取り組みを行っており、社員、お客様、パートナーの皆様に対して最善の対応をご提供するべく、経営陣を中心に継続して状況を注視しながら対応を検討し続けております。
ここでは、当社で行っている対応や取り組みをご紹介させていただきます。
パロアルトネットワークスファミリーに対する取り組み
当社にとっては、社員の健康と安全が何よりも大切です。世界各国・地域の公的機関からの指針等に基づき、当社では海外・国内出張を制限しております。また、当社では世界各地の全社員に対して在宅勤務を3月16日より義務化しております。国内においては、以前より在宅勤務を可能にしておりますが、3月同日より同様に義務化をしております。
当社が業務で利用するシステムやアプリケーションは、従業員がどこからでも安全に業務を行えるように構築されており、今回の在宅勤務措置においても途切れなく自動的に適応しています。社内会議については、ウェブ会議を活用して実施しております。
在宅勤務における生産性や安全面に関するオンライントレーニングの充実に加えて、当社経営陣と社員間、海外オフィスと日本オフィス間、日本オフィスの部門間、社員間でコミュニケーションできる場やチャンネルをこれまで以上に創造し、このような状況下においても、社員が懸念や不安を抱えながら業務にあたる必要がないよう努めております。加えて、コロナウイルスによる懸念に関連したレイオフは行いません。
社員が支障なく在宅勤務を行えるよう、当社では、PCモニターの費用負担や備品購入に自由に使えるバウチャーの支給などの取り組みを、国内、海外の社員向けにすでに行っております。また、サポートが必要な社員、コントラクター、コミュニティへの支援策として、経営陣、社員が貢献できる基金を設立しました。
事業を継続させる取り組み
いかなる環境下においても、優れた製品、サポート、サービスを、お客様やパートナーの皆様に提供することが我々の使命であり、当社では事業継続計画のもとに業務を継続しております。当社の事業継続計画は、業界のベストプラクティスとも一貫性があり、問題発生時の回避策を含め、オールハザード、マルチシナリオアプローチに基づいております。
お客様による安全なテレワーク実現の取り組みを支援すると同時に、当社では、自社ソリューションPrisma AccessとSD-WANの連携を最大限に活用することで、データセンター、クラウド、オフィスのアプリケーションに社員が安全にアクセスできるようにしています。当社のインフラとアプリケーションの多くは、SaaSやGCP、AWS、Azureのようなパブリッククラウド環境で稼働しており、必要となるレジリエンスやスケーラビリティを実現しています。またシステムの安定稼働を一層高めるべく、新たなパフォーマンス指標の設置やモニタリングの強化などを継続して実施しています。
また、社内全体のセキュリティを管轄するSecurity Operations Centerもリモートでの稼働にシフトしており、当社のSOCアナリストは全員在宅勤務で業務を行っています。リモートでのSOC業務は問題なく機能しており、当社社員がPrisma Accessを活用したテレワークにシフトする中で発生しうる脅威やリスクを継続して監視しております。
お客様やパートナーへの取り組み
当社では、お客様、パートナーとの打ち合わせは、通常通りのメールなどによるコミュニケーションに加えて、ウェブ会議を活用してお問い合わせ、ご要望に対応しております。また、セミナーなどのイベントに関しては、全面的にウェビナー形式で実施を継続しております。
ハードウェア製品の提供にあたっては、サプライチェーンのパートナーと緊密に連携して、お客様の需要に対応しております。状況を継続して注視しながら、影響を最小限にとどめるように対応し続けます。
サービスやサポートに関する業務も、世界、国内同様に在宅勤務にシフトしたうえで通常通り行っており、お客様からの様々なご相談への対応を提供し続けると同時に、セキュリティ面でのテレワーク移行への支援も行っております。
当社では、今後もお客様に継続して製品およびサービスを提供させていただきます。製品およびサービスに関するお問い合わせは、以下のウェブページをご確認の上、ご連絡くださいますようお願いします。
お問い合わせ先詳細:https://www.paloaltonetworks.jp/company/contact-sales