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年明けに前年のふりかえりをする方は多いと思いでしょう。そうして懐かしく越しかたに思いを馳せつつ、来たる年を予測していくわけですが、この2020年という年は、あまりに多くことが起こりすぎて、懐かしく振り返るのがむつかしい一年でした。とはいえ、よかったことの1つに在宅勤務への移行を可能にした技術を取り上げないのは、それも片手落ちというものでしょう。
前例のない新型コロナウイルス (COVID-19) の感染拡大により、それまで企業のキャンパスに閉じたかたちで仕事をしてきた膨大な数の従業員が突如、リモートから仕事できなければならなくなりました。感染拡大でデジタルトランスフォーメーション (DX) 移行が加速したこともあり、IT部門やサイバーセキュリティ部門は、その状況でも仕事に不可欠なインフラやリソースの可用性、安全性を確保する必要がありました。しかもこうした変化は、どうやら一時的なものではすまないようです。
繰り返し行われた世論調査からは、私たちの仕事やビジネスの進めかたが恒久的に変化したことが確認されています。じっさい、最近行われたPew Researchの世論調査によれば、インタビューを受けた90%の人々が「安全になったとしてもフルタイムではオフィスに戻りたくない」と回答しています。IT部門の意思決定者の大多数でさえ、リモートワークが 「長期的または恒久的に定着するものと予測している」のです。
リモートとオンサイトの両方で働くいわば「ハイブリッドワークフォース」は、今では「新しい生活様式」の一部となり、企業は自社のリソースを24時間365日利用できるようにするだけでなく、リモートワーカーに最適なユーザー・エクスペリエンスを提供するために、ネットワークやセキュリティインフラを再構築することを余儀なくされています。しかしながら、レガシーシステムは、すばやいスケーリングや、一貫したセキュリティや最適なエクスペリエンスを場所を問わず提供できるようには設計されていないので、こうしたリモートワーカーや新しいビジネス様式を受け入れるのに大きな障壁があることが明らかになりました。
レガシーシステムやポイント プロダクトによるセキュリティ ソリューションの組み合わせは、オンプレ主体のソリューションを提供するものであって、こうした新しいハイブリッドワークフォースには不向きです。今日ますます増加するリモートワークを安全に実現するには、ユーザーのいる場所やアクセス先のアプリケーションの種類に関係なく、一貫したセキュリティと最適なエクスペリエンスを提供できる新しいモデルが必要です。このモデルを説明する用語として、ガートナーは、ネットワークとセキュリティを新たなビジネスと従業員のニーズに合わせて調整する「 SASE(Secure Access Services Edge、サッシーと発音)」を作り出しました。
パロアルトネットワークスのPrisma AccessとCloudGenix SD-WANは、ネットワークとセキュリティに変革をもたらし、業界でもっとも包括的なクラウドネイティブなSASEを提供することにより、組織がハイブリッドワークフォースに求めるフレキシブルで安全なアクセスを、簡単に提供するためのお手伝いをいたします。詳しくはぜひ、弊社の有益でインタラクティブなウェビナー「Securing Today's Work-from-Anywhere World」にご登録の上、詳細をご確認ください。場所を問わずアクセス可能な現代的ワークフォースを実現し、すべてのユーザ・場所に最適なユーザエクスペリエンスをもたらしつつ、それと同時に一貫したセキュリティを実現する方法についての、貴重なヒントが得られることでしょう。
パロアルトネットワークス製品マーケティング担当ディレクターDonald Meyerは、ネットワーク/セキュリティ業界で19年以上の経験を持ち、同社でSASE セキュリティ ポートフォリオを担当しています。