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企業に求められているのは、昨今のハイブリッドネットワーク環境やハイブリッドワーク環境でのセキュリティアプローチの見直しです。今こそサイバーセキュリティ変革を通じて場所を選ばない働き方を実現し、あらゆる場所(パブリッククラウド、SaaS (サービスとしてのソフトウェア)アプリケーション、オンプレミスデータセンターなど)に保管される企業の資産とデータに対応することが必要です。
しかしながら、この変革で企業は大きな決断を迫られます。すなわち、従来通り複数のベンダーからベストオブブリードなポイント製品を集めてセキュリティポートフォリオを構築すべきか? それとも、無数のセキュリティ課題を1つのプラットフォームで解決できるセキュリティベンダーを見つけ出せるか?
この問題は、先日主催したLinkedIn Liveにおいて、ZK Researchの創業者兼プリンシパルアナリストであるZeus Kerravalaと、弊社のゼロ トラスト プリンシパル アーキテクトであるRusty Williamsが挙げたものです。配信では、企業によるセキュリティアプローチの見直しのほか、ハイブリッドワーカーの業務効率とユーザーエクスペリエンスを保護・改善する現代的なセキュリティ戦略への移行という企業が求める取り組みについて議論しました。
この取り組みを進める上で、マルチベンダーのポイント製品によるセキュリティソリューションはしばしば足かせとなります。マルチベンダーの複雑な構成が原因で、セキュリティ、パフォーマンス、ユーザーエクスペリエンスのトレードオフを強いられることが珍しくないのです。
シングルベンダーのプラットフォームアプローチこそが組織のセキュリティ戦略を刷新する現実的なソリューションだというのが、今回の議論の結論です。サイバーセキュリティ変革の支援を受けるベンダーを選定する際は、まずこの点を調査することをお勧めします。
シングルベンダーのセキュリティとマルチベンダーのセキュリティの比較
シングルベンダーのセキュリティアプローチには従来のマルチベンダーのセキュリティアプローチと比べていくつかの利点があります。それが特に顕著に現れるのがゼロ トラスト ネットワーク アクセス(ZTNA)関連です。
シングルベンダーのプラットフォームアプローチは攻撃対象領域全体をカバーする包括的なソリューションを実現します。その結果、ポリシーの一貫性が向上し、ネットワークで発生中の事象を明瞭に把握できます。これに対して、マルチベンダーのアプローチで構築したベストオブブリードなポイントソリューションでは中途半端な成果しか得られません。そのため全体を可視化できず、セキュリティと利便性の容認しがたいトレードオフを強いられるのです。
ですがご安心ください。すぐに入手可能なシングルベンダーの強力なセキュリティプラットフォームはすでに存在します。このプラットフォームを利用すれば、従来のトレードオフを解消しつつ、真のセキュリティ変革を達成してビジネスニーズに合致したセキュリティ成果を実現できます。
例えば、Prisma SASEのセキュリティ機能は場所を問わずトラフィックとアクセスを保護します。すなわち、データにアクセスするユーザーのアクセス元がインターネット上でも、パブリッククラウドでも、ハイブリッドクラウドでも、オンプレミスのデータセンターでも関係ありません。
また、トラフィックとネットワークアクセスを漏れなく保護するだけでなく、適切に統合された包括的なゼロ トラスト アーキテクチャもシングルベンダーのプラットフォームで実現できます。しかも、このアーキテクチャはベストオブブリードなポイントソリューションの長所を一貫性と可視性を犠牲にすることなく兼ね備えています。
それが、Prisma Accessです。Prisma AccessはPrisma SASEの一翼を担うベストオブブリードなクラウド型セキュリティソリューションです。この単一の統合型セキュリティ製品によって優れたセキュリティと卓越したユーザーエクスペリエンスを実現し、ハイブリッドワーカーを保護できます。
セキュリティをビジネスの成功要因に変えるシングルベンダーのプラットフォームアプローチ
これまでセキュリティは戦略的な取り組みではなく事後処理や義務対応として扱われることが少なくありませんでした。そのため、事業の成長や俊敏性を妨げる存在と見なされがちです。
しかしながら、攻撃対象領域の大幅な拡大を抑え込む必要性とテクノロジの進歩から、セキュリティをあらゆる組織の収益に貢献するビジネスの成功要因に変える取り組みに着手する機運がようやく高まっています。
適切なインフラとテクノロジを導入すれば、セキュリティは企業の俊敏性向上に貢献できます。また、変化する環境にもすばやく対応できます。さらに、セキュリティとビジネス成果を合致させることも可能です。
Prisma SASEプラットフォームによるZTNA 2.0は、業務に必要なデータ、アプリケーション、リソースへの安全で一貫したアクセスを、働く場所に関係なくハイブリッドワーカーに提供します。ZTNA 2.0を利用することで、常にデータを保護しながら企業の生産性、接続性、セキュリティを維持できるのです。
セキュリティの重要性はかつてなく高まっています。シングルベンダーのアプローチを採用することで、セキュリティは本当の意味でビジネスの成功要因に変わるのです。
LinkedIn Liveでこのトピックを議論した箇所を冒頭の動画に抜粋しておりますので、ぜひご覧ください。また、1時間の配信で議論した他の内容に興味をお持ちの方には、全編をオンデマンド公開しております。例えば、ゼロ トラスト アーキテクチャの詳細と、ZTNA 2.0を用いた攻撃対象領域の最小化について知ることが可能です。